2018年08月10日

マイクロサーマル修理

マイクロサーマル修理
閲覧注意。

ひところ話題になったマイクロサーマルのスイッチカバーは、
質の悪いウレタンだからか早々に加水分解しコシがなくなって、
スイッチにめり込んで動かなくなってしまいました。今日はこれをDIY。


作業環境としては、なるべく湿度を落した部屋を作ることが望ましいですね。
アメリカの製品は耐水性を考慮した部品を使っていることが少なく、
湿気で素子や回線がダメージを受けます。

マイクロサーマル修理
まずは残っているスイッチカバーを丸々こそぎ落とします。
マイナスドライバーを使いゴリゴリと…
サーマルの躯体は厚い酸化被膜が乗ったアルミ製なので、マイナスドライバーでも大丈夫でしょう。
気になるなら竹ベラとかもおススメです。

マイクロサーマル修理
次に各部の寸法をチェック。
ノギスで測ったのでまず正確だと思います。
ラウンド部は面倒くさいので現物合わせとしました。

マイクロサーマル修理
1㎜厚のゴムシートを寸法に合わせ切り出しました。
スイッチに接触する部分は3㎜角のゴムシートを2枚重ね。
ポンチが見つからなかったのでこうしましたが、もちろん3㎜ポンチで丸く切り出した方が後々楽です。

マイクロサーマル修理
水密を取るため全周に渡り接着剤を塗ったらささっと圧着。
スイッチ周辺の穴は基盤までダイレクトに貫通している穴です。
揮発蒸気が素子を傷める可能性もあるので、接着剤はちょっと選んだ方がいいと思います。

マイクロサーマル修理
動作チェックもバッチリ。
マイクロサーマルはスイッチカバーのオレンジが安っぽくて残念感があったのですが、
黒ゴムに変えることで引き締まった感じにもなりました。


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Posted by はまさん  at 11:19 │Comments(0)光りモノ(光学)

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