2009年08月30日
自作パッチいろいろ
ろすさんとこの勝手に連動企画です。
100円均一のリフレクター素材を使ったパッチで、図工の工作程度です。
ろすさんとこではハイテックな作り方をされてますが、うちはローテックでいきます。
まずはIFFパッチ。こちら¥210で8枚くらい作成可能。¥26.25/枚。
1inc.幅の糊付きベルクロテープと、10cm×8cmくらいのリフレクターが売られていますので、
チョキチョキ切ってペタペタ貼ればテレビ観てる間にできます。
リフレクターは保護シートの補強があるもの、ないもの、黄色、緑など
各種売られているのでお好みで。
IFFは米側コスならみんながみんな付けているので、
ゲームユースでは本来の意味は失われてますね。
コールサインパッチ。一連のモノの中では一番の大物です。
ユニットパッチ、PJパッチ共一度プリンターで出力した文字を切り出してステンシルにし、
キャロムのブラックスチールスプレーを吹いて作成しました。
なぜこんな手間な事をやったかというと、ステンシルの字のカスレが好きだからということと
キャロムのブラックスチールの食い付きが信頼できるからです。
そのままの「黒地→つや消し、文字→グロス」という質感もシビレるほどシヴかったのですが、
それだとさしものキャロムスプレーでも剥がれるだろうという事で
舶来の汎用クリアを吹いてコーティングしました。お蔭様で大きな剥離は今の所ありません。
こちらも素材は¥210、¥70+塗料費/枚で済んでいます。
空が好きな人から見れば、
泥臭い装備なのにPJパッチを付けている僕は殴ってやりたい勘違いちゃんかもしれませんが
飛ぶから付けてるんで見逃してつかぁさい。
100円均一のベルクロに塗布されている接着剤はなかなか粘度があって剥がれにくく、
普通にリフレクターと貼り合わせてもガッチリと付いてくれるのですが、
どうしても心配、という方はエポキシ系二液混合接着剤を併用すると
パッチにコシが出てよろしくなります。ぜひお試し下さい。
2009年08月26日
「アノ人」が見た風景
せっかく楽しみに毎日覗いてくれる方がいらっしゃってるようなのに、
10日も留守にしていたので特別編です。
「WWⅡヨーロッパ戦線の終結」を象徴する映像として、
列柱建造物の上の鈎十字が派手に爆破されるシーンがよく使われます。
あんなデカい建物がどこにあったのか、あったとすれば今どうなってるのか、
結構気になっていたのですが、偶然観る事ができました。
場所はドイツ東部ニュルンベルク。
ニュルンベルク郊外(市電で10分ほど)のサッカースタジアムの近くにあります。
ニュルンベルクにはナチスの記念碑的建造物が集結していて、
そのために戦後軍事裁判を開く場所として選定されたとか。
ドク・ツェントルム(旧ナチス本部)。
現在は会議センター兼資料館だそうです。
下部列柱のテラスはそのままトレーラーが走れるほど広いです。
市電はこの前まで。そこからでもひな壇は頭だけ見えます。
件の建造物はドク・ツェントルムから歩いてこれまた10分ほどの池の対岸にありました。
池の周回路は散歩道になっていて、夕涼みの人がいっぱいです。
その名をツェッペリンフェルトといい、ツェッペリン飛行船の着陸場でもあったようです。
現在ひな壇の列柱は本来の規模の1/5程度になっていて、
なおかつ周囲はカーレースのレーンとして整備されており、
ひな壇は観戦シートとして利用されているみたいですね。
演壇です。よく記録映像でヒトラーが手を振りながら降りてくる階段が
後ろのドアから一直線に続いています。
やはり記録映像で見た景色が「そのまま」あるというのは感慨深いですね。
世が世なら普通の人は歩けなかったような場所ですから。
後ろから見るとほとんど工場。ナチスドイツの兵器をごちゃっとまとめた
平和のオブジェが展示されています。ちなみにひな壇の内部は豪華っぽいです。
僕が行ったのは夕方6時くらいですが、
ツェッペリンフェルトの周りはネオナチというか走り屋的なお兄さん達がタムロっていて、
あまり雰囲気はよくなかったです。
昼間なら壁打ちテニスしてる人とかランニングしてる人とかいて健康的な感じ。
通常の見学は自由ですが、転落などの危険については「自己責任」だそうです。
個人的な感想なんですが、
ナチスの建造物というのは威圧感だけあって美的感動がありません。
装飾の少なさというかデカさの割にのっぺりしたというか何というか、
さも
「どうだ! スゴイだろ!! どうだどうだ!!」
と言ってきたげなマッチョな印象なんですよね。
ダムや工場が素直に「スゴイなぁ」と思えるのは本来の機能に付随する「迫力」があるからで、
「迫力」そのものが機能となっているモノって「狙ってる」感じがして興ざめです。
ドク・ツェントルムが見下ろすフォルクスプラッツ(国民広場)では
夏の「フォルクスフェスト(国民祭り)」が今でも開かれます。簡易遊園地みたいなもの。
10日も留守にしていたので特別編です。
「WWⅡヨーロッパ戦線の終結」を象徴する映像として、
列柱建造物の上の鈎十字が派手に爆破されるシーンがよく使われます。
あんなデカい建物がどこにあったのか、あったとすれば今どうなってるのか、
結構気になっていたのですが、偶然観る事ができました。
場所はドイツ東部ニュルンベルク。
ニュルンベルク郊外(市電で10分ほど)のサッカースタジアムの近くにあります。
ニュルンベルクにはナチスの記念碑的建造物が集結していて、
そのために戦後軍事裁判を開く場所として選定されたとか。
ドク・ツェントルム(旧ナチス本部)。
現在は会議センター兼資料館だそうです。
下部列柱のテラスはそのままトレーラーが走れるほど広いです。
市電はこの前まで。そこからでもひな壇は頭だけ見えます。
件の建造物はドク・ツェントルムから歩いてこれまた10分ほどの池の対岸にありました。
池の周回路は散歩道になっていて、夕涼みの人がいっぱいです。
その名をツェッペリンフェルトといい、ツェッペリン飛行船の着陸場でもあったようです。
現在ひな壇の列柱は本来の規模の1/5程度になっていて、
なおかつ周囲はカーレースのレーンとして整備されており、
ひな壇は観戦シートとして利用されているみたいですね。
演壇です。よく記録映像でヒトラーが手を振りながら降りてくる階段が
後ろのドアから一直線に続いています。
やはり記録映像で見た景色が「そのまま」あるというのは感慨深いですね。
世が世なら普通の人は歩けなかったような場所ですから。
後ろから見るとほとんど工場。ナチスドイツの兵器をごちゃっとまとめた
平和のオブジェが展示されています。ちなみにひな壇の内部は豪華っぽいです。
僕が行ったのは夕方6時くらいですが、
ツェッペリンフェルトの周りはネオナチというか走り屋的なお兄さん達がタムロっていて、
あまり雰囲気はよくなかったです。
昼間なら壁打ちテニスしてる人とかランニングしてる人とかいて健康的な感じ。
通常の見学は自由ですが、転落などの危険については「自己責任」だそうです。
個人的な感想なんですが、
ナチスの建造物というのは威圧感だけあって美的感動がありません。
装飾の少なさというかデカさの割にのっぺりしたというか何というか、
さも
「どうだ! スゴイだろ!! どうだどうだ!!」
と言ってきたげなマッチョな印象なんですよね。
ダムや工場が素直に「スゴイなぁ」と思えるのは本来の機能に付随する「迫力」があるからで、
「迫力」そのものが機能となっているモノって「狙ってる」感じがして興ざめです。
ドク・ツェントルムが見下ろすフォルクスプラッツ(国民広場)では
夏の「フォルクスフェスト(国民祭り)」が今でも開かれます。簡易遊園地みたいなもの。
2009年08月10日
E2D LED DEFENDER / SUREFIRE
ボディ径20mmのexecutiveシリーズ中、
2009年現在出力では2位のE2D LEDです。
120ルーメン/5ルーメンの出力切り替え可能なデュアルアウトプット、
ランタイム1.9時間/76時間、低燃費高出力のLED搭載という事で人気が高く、
実際に入手して使われている方も多いのではないのでしょうか。
しかしながらこのE2D LED、
6P系のpersonalシリーズを使い慣れていると機種転換に慣れが必要
という思わぬ落とし穴がありました。
まず手にした瞬間違いが判るのはボディ径と重量です。
executiveシリーズはボディ径が20mmとなっており、
直径6mmのpersonal/spec.opsシリーズよりかなり細身です。
3mmの半径差はバカにできません。
重量に関してはpersonal・6Vのライトでは140g後半になりますが、
E2DLは105gと大幅に軽量化。
ボディ径の違いにより、personal/spec.opsシリーズのように
掌と指全体を使っての包み込むようなグリッピングではスイッチ操作が難しくなります。
勢い、どうしても第二関節以降の指先を使ってグリップするスタイルになるようです。
左:executive系(E2DL)のグリッピング 右:personal系(C2)のグリッピング
スイッチは半押し間欠点灯/クリックオン常時点灯の物になっており、
間欠点灯重視のSUREFIREのスイッチですので、
常時点灯機能はオマケのような使い心地です。具体的にはクリックのストロークが長すぎ、
指が届かなくなる事が多いです。
常時点灯を重視するのであればSUREFIREは使いにくい部類かもしれません。
輸送中など不意の点灯を避けるため、
キャップを緩めれば操作できなくなる仕様はハンディライト共通。
ただE2DLはスイッチを操作しない限り、テールキャップを閉めこんでも点灯はしません。
スイッチ外周に1inc.径のガードが取り付けられているのも特徴なのですが、
このガードによってスイッチを操作する指の動きが制限されます。
ヘッドに近い部分を握っていると、クリックオンの際指が届かなくなるので要注意。
クリックオンの使用が想定される状況を考慮して、テールキャップに近い所を握るか、
ガードに親指をかけ、人差し指でスイッチが操作できるようなグリッピング
を習慣づけたほうがよいようです。
E2DLでスイッチ操作をしやすいグリッピング。
通常の逆手持ちでは親指の可動域が狭くなるためスイッチを押し込む際支障が出るが、
可動域が広い人差し指を操作に使うことで常時点灯がしやすくなる。
ガードの存在によりマグライト・テクニックではスイッチ操作が妨げられ、
グリップリングも装備していないため「注射器持ち」もできないとあって、
個人的にはE2D LEDはハンドガンとの親和性が非常に低いライトだと感じました。
対して、ライフルなどに載せるのであれば
売りである5ルーメン/120ルーメンのデュアル・アウトプットが活きるようです。
Lowモードで足元を照らし、会敵時にはHiモードで動きを封じるという戦術が可能。
モードの切り替えは点灯後2秒以内に再操作という単純なものなので迷う事もないでしょう。
ただ、回路の単純化のためか前回使用モードを記憶しないため、
操作のたびにHi→Lowの繰り返しとなります。
暗闇に目が慣れていると点灯で自身が幻惑されかねないので注意が必要。
また、目くらまし的な間欠照射をしているとなぜかHi、Lowがけっこう不規則に現れます。
照射されている方からすれば迷惑極まりない光り方なので結構なのですが、
ユーザーとしてもスイッチの信頼性が「?」なので考え所。
デザインとしてはトゲトゲしたストライクベゼルや
前述のスイッチガードは好みの分かれるところでしょうか。
僕も「少し持ち歩くには恥ずかしいなぁ」と思いながら購入しました。
LED搭載・より高出力でスッキリしたデザインの新モデルが発売されているようなので、
スッキリしたほうが好みな方はそちらの購入を考えてもいいかもしれません。
2009年08月03日
夜光サイトの有効性
on SIG P226R / tokyo marui
素材:「アサヒペン 夜光塗料 (黄色)」
夜戦に投入するSIG SG550やAK47のアイアンサイトを夜光仕様にしてから、
ドットサイトの運用が急激に減りましたし、欲しいとも思わなくなりました。
オールドスクールな印象もある夜光サイトですが、
実際に運用してみるとドットサイトにはない有効性があることに気づかされます。
●ゼロインが不要
厳密に言えばサイトの調整は必要ですが、
アイアンサイトは銃本体に固定されているため、射線に極めて忠実で
調整しなくてもある程度高い命中率が保証されています。
●破損がない
ホロサイトのようなハイエンド機を除き、
ドットサイトはレンズが破損ないし汚損すればその時点で使用不能ですし、
気温が下がった状況では自分の息でレンズが曇ってしまう事もありますが、
夜光サイトはレンズ自体がないためそれらのリスクがありません。
またバッテリー切れ、回路不良等のリスクもなく、極めてローリスクであると言えます。
●環境への順応性が高い
トリチウム等の高発光性物質を除いて、夜光塗料の発光は非常にマイルドなものです。
自分の視界に溶け込むため、視線がサイトに捕われる事もなく、
わずかな人影の動きや光がサイトの発光で見えなくなってしまう事もありません。
また日中の運用でも、自動調光サイトのように勝手に紫外線を拾って発光するため
常に周囲の光量の状況に応じたサイトの認識ができるので、
ドットの違和感や光量調節といった余計なファクターに集中力を割かれる事もありません。
またレンズを支えるフレームがないため、広い視界を確保する事ができます。
ドットサイトは「とりあえずドットがある所に弾を送り込む」という、
いわば力押しなイメージがあります。
CQB等、積極的にイニシアチブを執らなければいけない状況では非常に有効なのですが、
野外、ローライトコンディション等の状況下で受動的な戦術を取る必要がある場合や
人陰をしっかり狙って撃つ場合、逆に使いづらかったりもします。
同じようなローテクサイトには樹脂ファイバーを用いた「集光サイト」もあるのですが、
加工の難易度と効果を天秤に掛けると、個人的には夜光塗料の塗布がお勧めです。