2009年10月08日

S.W.A.T. vest / FRONTIER 91

S.W.A.T. vest / FRONTIER 91
※販売はベスト単体です。
画像セットアップで使用しているベルト・ホルスター・ポーチ・ハイドレーション類は全て補後のもの。


 米軍のALICE-IIFS/MOLLE装備改変に伴う
ギアメーカー台頭期の'90年代後半から'00年代前半にかけて、
様々なフォーマットのタクティコゥヴェストが国内に紹介されたわけですが、
イラク戦争開戦前で供給も少なく、一概にメーカー物は信じられないほど高価でした。

そこでモノホンに手が出せない我々の物欲を癒すべく、
国内メーカーはこぞってレプリカを造っていたわけです。
現在では人件費の安さとより細かいディテールを武器とする華僑系メーカーに
すっかり市場を追われてしまいましたが、
「ミ○フォース」とか「シス○マ」とか懐かしい響きですね。

 赤羽の高架の近くにある例のお店でも、
当時人気だった様々な種類のベストを模して「S.W.A.T.」ブランドで売り出していました。
通常のナイロン生地を使った廉価版と、コーデュラ生地を使ったハイエンド版があって
廉価版は¥7,000程度からと蝶お手ごろ価格だったので、
撮影など数を揃えたい時に非常に重宝しましたが、今はどうなんでしょう?

S.W.A.T. vest / FRONTIER 91S.W.A.T. vest / FRONTIER 91
IN ACTION。相変わらず自分は撮影班なので、まともな画像はありません。

 自分用に購入して、ほとんどメイン装備として6年ほど使い続けているのがこのベスト。
旧S.O.E.(現B.D.S.)のロードベアリングベストのフォーマット。縁は緑です。
「黒ブチ以外許さん」という意見もあるところですが、
僕はトータルデザインと使い勝手には影響ないので縁に関しては無関心です。
増設スロットは時代を感じるALICE仕様なので
MOLLE/PALS準拠ポーチを接続するにはタイラップ等が必要。

 実際よくできていると思います。
ファステックス(我らがnifco)や調整テープの厚ぼったさなど、
素材の吟味にイマイチな点はありますが、
実物と比べて目立つデザインの崩れや縫製ミスなどもなく、ガシガシ使っても壊れません。
道具として使える時点で充分合格点ではないでしょうか。

S.W.A.T. vest / FRONTIER 91S.W.A.T. vest / FRONTIER 91
G3は無理している感は否めません。AK系は全長の短い74系ベークライトの相性がいいようです。
電動CAR-15系は上げ底すると使いやすいでしょう。


 プライマリのペイロードは2-2-2-2と、本家2-3-3-2、3-3-3-3からはかけ離れた独自路線。
.308系(ムリヤリ)もAK系も、ほとんどのライフルのマガジンが2本ずつ入る親切設計です。
ベルクロ着脱のセカンダリ/ユーティリティーポーチも付属していましたが、
ゴタゴタで紛失しました。
結局フロントパネル胸部のベルクロには何も付けないほうが
動きに制約が出なくて良かったりします。
 ちなみに縫製はよく再現していると思いますが、
胸部ベルクロに補強タイラップを通す穴がなかったり
バックパネルのオプションポーチ用ファステックスがなかったりと、
細かい所で手を抜いている感じがします(良く言えば「アレンジ」)。

 良く知られたギミックはライブとなっています。
例えば一世を風靡したショルダーパッドのタイラップ用スロットや各パネルの隠しポケット。
他にドラッグハンドル下のベルクロ、バックパネルのテープ処理用ゴムバンド、
プライマリポーチ前面ベルクロの接続タイラップ用スロットまでライブ??
ここ貫通させるなら胸部ベルクロも貫通させりゃいいのに。
S.W.A.T. vest / FRONTIER 91S.W.A.T. vest / FRONTIER 91S.W.A.T. vest / FRONTIER 91
S.W.A.T. vest / FRONTIER 91S.W.A.T. vest / FRONTIER 91
ポーチ底面の水抜きアイレットも巨大な物が使われていて、
当時官給ユニバーサルしか見た事がなかった僕は衝撃を受けた記憶があります。
縫い付けのセカンダリポーチの小ささまで見事に再現(笑)。
さすがにこれは使えないので側面は切り落とし、
前面も片方はフラップを切ってフラッシュライトポーチに、
片方はベルクロを外してツールポーチにしてあります。

 最大の謎はベルトループですが、
現S.O.E.のデューティベルトがジャストフィットします。つまりLC-2規格は使用不可
かなり無理するか、ベルクロを取るなどの改造をすれば可能ですが。

 S.O.E./B.D.Sベストもサバゲ界では息の長い装備で、フィールドでも度々目撃します。
本職寄りの方々の装備率が高い所を見ると、実際の状況でも使いやすい部類なんでしょう。
僕としても使用感に特に不満はないので、これからも使うつもりです。




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Posted by はまさん  at 17:20 │Comments(0)柔らかいモノ

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